リモートワーク 壮大でもない社会実験

ワタクシの会社でも先週からリモートワークが始まった。原則出社禁止。

 

やってみてわかったことは、普通に仕事はまわる、ということだった。会議は、通常勤務の時と同じように、多拠点との会議と勝手は同じだし、誰かと話したい場合は一人一台持たされている携帯がある。まあ、私の勤務先では在宅勤務制度は数年前から利用可能になっていて、有効だということで導入されたのだろうから、仕事はまわるのは当たり前なのだろうけれど。

 

今が特徴的なのは、①メンバーの全員が在宅勤務であることと、②その状態が数週間連続して続いていることだ。

導入検討時に、このような状況下での検証はしていないであろう。

 

また、日本全国的にも、原則在宅勤務とする企業が増えてきた。

私の勤務先では、かなり強いトーンで、どうしても出社しないとできない業務がない限りは、在宅勤務とするよう指示がでているから、他の企業でも同じなのだろうね。

 

多くの企業が、数週間の間、在宅勤務を社員に指示している状況というのは、日本においては初めての状況で、かつ、今回のコロナウイルスの件のように世界的に大騒ぎになる事件が発生しないと、このような状況を作り出すことは難しい。特に日本ではね。

 

今の状況を日本が経験することで、これからの日本人の働き方に対してなんらかの影響があることは間違いない。

例えば、今よりも人々がカジュアルに在宅勤務をする文化になっていくんじゃないかな。そして、極論、オフィスってそもそも必要?という議論も巻き起こると思う。

 

こういう特殊な状況が日本で作り上げられたということは、コロナウイルス騒動にはちょっとした社会実験の側面もあるということ。そしてそれは、繰り返しになるけど、感染症の流行のような、大事件が起きないと実現できないということ。

 

ライブなどの催し物も、政府から自粛するよう要請があり、中止あるいは延期となったイベントも多い。国を挙げて、動いている。

在宅勤務を社員に指示せざるを得ない、ライブを自粛せざるを得ない状況が作り出されている。

 

街の人の数は、通常よりも少ない。

 

私の中では、コロナウイルスによる感染症に対する恐怖よりも、その事件によって作り上げられたこの日本の状況への興味の方が強い。

 

働き方以外にも、マスクが依然として無いままだったり、デマに踊らされてティッシュペーパーを買い占める人がいたり、またそれを転売する人がいたり。レストランが空いていたり、ディズニーリゾートが数週間休園になったり。色々な事象が発生している。

 

コロナウイルスの感染者なんて、インフルエンザの感染者に比べたらすごーく少ないし、感染力も弱いみたいなのに、ウイルスの感染力に比して、騒ぎようが尋常じゃない気がする。インフルエンザの感染者は、身近な人に毎年いるけど、コロナウイルスの感染者なんていないよね。致死率が違うっていう人がいるかもしれないけれど、インフルエンザとどっちが致死率高いんだろうね。

 

なんとなく、騒ぎすぎのような気がして不気味に感じるんだよね。

あと、いろいろ初めての事象が日本でいま起きているから、尚更気味悪く感じる。

だけど、世紀末に似た感じがして、この感覚は嫌いでは無いかも。

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