ヴェト ナムは過酷な場所だった

ヴェト ナムの首都ハノイに行った。

 

事前にネットで調べて知っていたけれど、ここは交通事情が酷かった。車線の概念が無い。信号の概念も無い。一応車線も信号もあるのだけれどそれがほとんど機能していない。

街はHONDAとかYAMAHAのスクーターだらけ。スクーターに家族3人乗るなんてのは普通で、ヘルメットを着けずにハイウェイを疾走する家族もいた。横断歩道を渡ろうとしたら、いきなりスクーターが目の前すれすれを横切ってきたこともあった。信号が青に変わったと思ったら3秒位で赤信号に変わってしまう、極めて歩行者に優しく無い信号機もあった。

クラクションを鳴らすのはこの国では当たり前のことで、むしろ互いにクラクションを鳴らし合わないと事故が起きてしまうくらいに、道路はごった返していた。宿泊先は道路に面していたが、朝から晩までクラクションの音が鳴り響いていた。夜23時くらいになると徐々に落ち着いてきたが。

 

料理はまあまあ美味しかった。ホテル近くの賑わっているヴェト ナム料理屋でフォーを食べた。素麺みたいな感じ。あと揚げ餃子みたいなの。悪くはなかった。お腹は壊したけれど。

 

帰りのホテルから空港までの送迎サービスを事前に予約していたのだが、仕事が早く終わったので時間を早めてもらえないか、ホテルのドアマンに訊いてみた。すると彼はホテルのフロントから電話を掛け、車を呼んでくれた。約15分後、汚い大きなトヨタ車のタクシーが来た。なんかおかしいな、空港からホテルへの送迎時はベンツだったのに。まあいいか、と車に乗り込む。色々手配してくれたから4万ヴェト ナムドンを彼にやった。

車に乗り込むと、料金メータらしきものが作動しはじめた。送迎の分はすでにホテルに支払っているから金額を請求されることはまさかないよなあと不安になりつつも、一応残金を確認し、荒い運転の車に乗せられ空港まで。着いたら不安は的中、金を請求された。60万ベトナムドン。「ホテルにすでに払ってあるんだけど払わないとだめ?」って訊いたら、料金メーターを指差しながら「ウオッ!ウオッ!」とゴリラみたいな声で不満を表して来た。なんだこいつ。

まあ、タクシー運転手はホテルから呼ばれて、言われた通りに運転して来ただけだから、彼を責める訳にはいかないから渋々料金を払って出た。とても悔しかった。ホテルのドアマンじゃなくてフロントの人に話せばよかったというのと、相手(ドアマン)も英語が母語じゃないから、しっかりと相手の理解を確かめながら伝えなければならなかった、というのは反省点で今後に活かしたい。

 

空港は何故か知らんが、人だらけで歩くのに難儀した。出征する息子たちを見送りに来る家族たち、みたいな雰囲気だった。

 

まだまだ発展途上の国だなあという印象だった。なんか生きる力がすごい。

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