現実の暗い部分を見ることが明るい未来の前提となる

原発事故による健康への影響に関する情報はネット上に沢山浮遊している。我々はその中から確からしいと思われるものを取捨選択し、信じて生きる他ない。以下は友人の話だ。ご参考。

【友人の話】
自分は会社を辞めて独立して、今は年収1000万円行くか行かないかの売上が出せる自営業者になった。かなりうまく行った方だと思うし、もう一度同じことをやれと言われても二度とできないくらいに運も味方してくれたと思う。それでも俺はこの今の自分なりの成功を捨てて移住しようと思う。
きっかけは病院の先生から聞かされた話だ。自分は仕事柄、病院長と話す機会が多くあるのだ。
そこはかなり大きな病院で、彼は自主的に患者人数の統計をとっているとのこと。
・震災前は常時2~3人程度だった白血病患者が今では常時10人はいる。
・甲状腺がんは珍しい癌で滅多にいなかったが、今では常時2~3人は必ずいる。
・若い人の癌が多く、年をとった人よりも進行が早い。
その先生は「個人的な意見だが」と前置きはしていたが、「100%原発由来だと思っている」と言っていた。
そこから自分はガイガーカウンタを買って色々な場所の空間線量を測定したり、食品に含まれている放射性物質の量(ベクレル)を測れる機械を数十万も出して食品を測定したりして、自分なりに調べてみた。
ガイガーカウンタの測定で判明したことは、ホットスポットと呼ばれる場所がかなり存在しているということだ。(彼は埼玉在住)例えば、道路を測定して、数値が異常に高い箇所があちらこちらにある。なんでだろう、どうしてだろう、と思っていたが答えがわかった。雨が降った時に水たまりができる場所は数値が高くなるんだ。
ベクレル測定器による測定で判明したことは、政府の測定では”不検出”と言っているが、実際に測ってみると放射性物質がかなりの割合で検出されるということだ。水なんかは10ベクレル以下の数ベクレルの値で日常的に検出される。関東に住んでいる限り、放射性物質の含まれた水を使わざるを得ないし、ミネラルウォーターを飲料用に使用していたとしても、生活には水道水は使うし、外食においても調理に使われる水は水道水が元であるから、生きる上で完全に避けることはできない。
野菜に関しては愛知の野菜でも数ベクレル検出された。九州、関西、北海道の野菜は大丈夫だった。
俺は、自分の健康に対する放射性物質の影響を鑑みて、移住することにした。今の成功を手放すことになるが、放射性物質の自分への影響による不利益のほうが、今の生活を続けることによる利益を上回るから、そのような判断を下した。

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